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【4年使った】置くだけフロアタイルのメリット/デメリット

2024年12月16日

賃貸に住む人も多い最近、床のイメージを変えたくて置くだけフロアタイルを選ぶ人が増えている。かく言う自分もその一人。

埼玉県のボロアパートを何とかおしゃれにすべく購入したフロアタイルがかれこれもう4年以上活躍してくれている。

正直Youtube見てもいいことしか書いてないので、実際に長期間使ったうえでのメリット/デメリットをまとめておこうと思う。

メリット

賃貸でも施工できる

なんといっても賃貸でも施工可能という点。フローリングや普通のフロアタイルの施工は持ち家じゃないと厳しい。大家さんに交渉して賃貸の物件に施工することもできなくはないだろうけれど、ハードルが高い。

買って、届いて、置くだけ。大家さんに了承を得ずとも自宅の床を好きなデザインにできるのは嬉しい。

フロアタイルより安い

「置くだけ」じゃないフロアタイルよりも安い。ふつうのフロアタイルは施工を業者に依頼する必要があるため、置くだけフロアタイルよりも金額が高くなる。

置くだけタイプはタイルの商品代金のみで他に特別な装備もいらないので比較的安く済ませることができる。

自分で取り付けられる

フローリングの張替えや、フロアタイルの施工、フローリングシートの上張りなど、床を変える方法はいろいろあるけれど、どれも業者に依頼して施工してもらわなければならない。見知らぬ業者とスケジュール調整をして、部屋のものを全部どけておいて、など正直面倒。

置くだけの施工なら、自分でできるので、飽きたら途中でやめて休憩しても、寝てもいい。部屋の荷物もちょっとずらしておくだけでもいい。自分のペースで取り付けができるので気が楽。

デザイン性が良い

木目調のものだけでなく、コンクリートやモルタル調のものなど、デザイン性が良い。床だけが気に入らない部屋でも、諦める必要はない。

質感に関しては、「フローリング(本物)>フロアタイル>クッションフロア」といった感じ。さすがに本物の質感には勝てないけれど、十分使えるレベル。

引越先でも使える

引っ越してから気づいた。この床、持ち運べるな。

一度買ってさえしまえば、段ボールに入れて運ぶことで引っ越し先も同様の床にすることができる。もちろん、部屋の畳数などをあらかじめ調べて足りるかどうか知っておく必要があるけれど、それさえクリアすれば引っ越し先の部屋の雰囲気を壊すことなく同じ床で過ごすことができる。

床を傷つける心配がない

地味~~~にめちゃくちゃ助かっているのが床を保護してくれる点。完全に盲点だった。

固いものを落としても、椅子を引きずっても、置くだけフロアタイルが下の床材を守ってくれる。本当に家で過ごす際に気が楽。特に子どもができてからは、所作に気を使えないことが増えたので余計なストレスから解放されたのは本当に嬉しい。

売れる

置くだけフロアタイルは人気になりつつあって、メルカリなどでまあまあの値段で売れる。

気になるものを買って使っておいて、余ったり不要になったら売ればいい。

デメリット

とはいえお金がかかる

わざわざ床を替えたい人以外にはおすすめしない。別に今の家の床に不満がない人は買う必要ないと思う。

施工がきつい

自分で施工することになるので、体力が持っていかれる。特にずっとかがんだり四つん這いの姿勢で作業することになるので腰が痛い。作業する日は覚悟が必要。

誰にせかされるわけでもないので適宜休憩を入れながら作業した方が良いと思う。

あと、部屋の隅に合わせるためにカッターを使ってタイルを切る必要がある。その際にフロアタイルの角で手を切ったり、まっすぐに切れなかったりと多少の覚悟は必要。まっすぐに切れなかった部分は部屋の隅になるようにして、上から大きめの家具を置いて隠すのが楽。

カビ対策が必要

部屋によっては湿度が高かったり、水回りだったりするのでカビ対策が必要。

と言っても置くだけタイルなので、水に濡れたらはがして乾かしておけば十分。定期的にはがして裏側を確認するのがおすすめ。

ちなみに、恥ずかしながら2年間はがさずに使って、裏側を確認するとこんな感じに真っ白になっていた。

フローリングの方にはカビは移っていなかったものの、これがさらに進行したら思うとゾッとする。敷きっぱなしにしておきたい人はカビ対策用のシートをはさんで使うことをお勧めする。

ズレる

素人施工になるので、どうしてもズレる。

カッターナイフで切ってサイズを調整することはできるけれど、あくまで素人が切ったガタガタで斜めのタイルが量産されるので多少のずれは覚悟しておいた方が良い。

我が家では、

多少のずれは壁際に押し込んで家具を乗っける + ところどころに両面テープを貼って床と接着

こんな感じで対応している。

重い

一枚一枚は大したことないので、施工するときにはそこまで気にならないが、注文したものが届いたり、引っ越しの時にはがしてまとめたりするときにびっくりすると思う。

普段はおいてるだけなので重さが気になることは全くないが、節目のタイミングで要注意。

特殊な形の部屋には合わない

フロアタイルはカッターナイフで切ることができる。が、この際フロアタイルは長方形の形に切れやすいようになっている。そのため、円形や三角形などの形に整えるのはまあまあ苦労するし失敗する。

部屋の形が斜めだったり、窓際が丸かったりするような部屋に施工するのはお勧めしない。多分苦労した割にガタガタの出来になって後悔すると思う。

普通の形の部屋に住んでるずぼらオシャレさんにはおすすめ

置くだけフロアタイルは別に万能ではない。

けれど、自分は特に

床を保護してくれる点/デザインが自分で選べる点/持ち運べる点

で買ってよかったと心から思っている。

総評すると、この床材は普通の形の部屋に住んでるずぼらオシャレさんにはおすすめ。

逆に、取り付けの際の小さなずれが許せなかったり、特殊な形の部屋に住んでたりする人にはお勧めできない。

  • この記事を書いた人

兵庫県出身。関西の大学卒業から東京で働き始めて早5年~10年。 2024年6月に第一子誕生。ずぼら、大雑把、屁理屈を煮詰めたような性格。

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